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MKS DLC32 コントローラー用モバイルアプリ MKSLaser の技術ガイド。Android/iOS 対応、ワークフロー、対応マシン、画像処理などを解説。

ライセンス / 価格
¥0
使いやすさ
3/10
機能
4/10
MKSLaser screenshot

概要 MKSLaser

MKSLaser は、MKS DLC32/ESP32 ボード(Longer Ray5 など)を搭載したレーザー彫刻機向けのモバイル制御アプリです。スマートフォンをレーザーの Wi‑Fi に接続し、マシンをリモート操作できます。同一ネットワーク上でマシンの IP アドレスを入力して接続すると、各軸のジョグ、原点(ホーム)の設定、レーザーのオン/オフ切り替えが行えます。主な機能は「Creation」ワークフローです。スマホ内の画像をインポートするか写真を撮影し、明るさやコントラストを調整し、彫刻パラメータ(スピード、パワーなど)を設定してから、G-code にスライスし、Wi‑Fi 経由でマシンの microSD カードへアップロードします。アップロード後は、そのファイルがレーザー側のファイル一覧に表示され、彫刻ジョブとして選択できます。 MKS DLC32 のドキュメントによると、マシンのファームウェアは G-code ファイル(例: .nc, .gc, .gcode)を前提としているため、最終的にはすべてのデザインをこの形式に変換する必要があります。MKSLaser はベクターグラフィックスをネイティブ編集できず、「contour」彫刻用のラスター画像のみを処理します。実際には、多くのユーザーが PC ソフトウェア(LaserGRBL、LightBurn など)で詳細なデザインを作成し、MKSLaser は簡単なジョブの送信や微調整のみに使っています。アプリ自体は無料で、メーカー公式のものですが、ユーザーレビューでは描画機能がかなり限定的で、写真インポートなど一部機能が端末によって不安定になるとの声もあります。

MKSLaser logo

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対応レーザーモデル

よくある質問

MKSLaser はどのオペレーティングシステムに対応していますか?
💡
MKSLaser はスマートフォン/タブレット向けのモバイルアプリです。Android と iOS 上で動作します。Windows や Mac 用のネイティブ版はなく、あくまでモバイル専用アプリです.
MKSLaser に対応しているレーザーマシンはどれですか?
💡
Makerbase 製 MKS DLC32 (ESP32) コントローラーを搭載したレーザー彫刻機向けに設計されています。たとえば Longer Ray5 シリーズや、同様の DIY 彫刻機などです。MKS ファームウェアを搭載し、同一ローカル Wi‑Fi ネットワーク上にあるマシンでのみ動作します。他社コントローラー向けの汎用 G-code 送信ツールではありません。
MKSLaser は無料で、安全に使えますか?
💡
はい。MKSLaser はアプリストアから無料でダウンロードできます。ハードウェアメーカーである Makerbase が公開している公式アプリです。そのため、コントローラー用の純正ソフトとして安全と見なされており、隠れた料金やマルウェアは報告されていません。ただし、一部機能にバグがあるというユーザーからのフィードバックはあります。とはいえ、インストールや利用に費用はかかりません。
MKSLaser 内でグラフィックをデザインできますか?それとも別のソフトが必要ですか?
💡
MKSLaser は主に制御/スライサー用途のツールであり、フル機能のデザインスイートではありません。指でなぞる程度の簡易なお絵描き機能と、基本的な彫刻用の画像インポート機能のみを備えています。本格的なデザイン作業には、依然として外部ソフト(Inkscape、Illustrator、LaserGRBL など)を使ってベクターデータや G-code デザインを作成する必要があります。MKSLaser 自体は生の SVG/DXF ファイルの編集やインポートに対応していないため、複雑なレイアウトは別ソフトで行います。
MKSLaser はどのようなファイル形式や入力に対応していますか?
💡
マシン本体は SD カード上の G-code ファイル(.nc, .gc, .gcode)を受け付けます。MKSLaser の「Creation」機能では、スマートフォン内の一般的な画像ファイル(JPG/PNG の写真など)をインポートし、それを彫刻用 G-code に変換できます。ベクターフォーマットには直接対応していません。つまり、アプリにはラスター画像を読み込むことができ、その画像をレーザー用の G-code にスライスしてくれます。