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K40 Whisperer は、標準の K40 CO2 レーザー(M2 Nano ボード)を制御するための無料オープンソースソフトウェアで、ベクターカットとラスタ彫刻向けのシンプルな SVG/DXF ワークフローに対応しています。

ライセンス / 価格
無料
使いやすさ
6/10
機能
4/10
K40 Whisperer screenshot

概要 K40 Whisperer

K40 Whisperer は、M2 Nano コントローラー搭載の K40 CO2 レーザーを制御します。SVG/DXF デザインと基本的なラスタ画像を読み込み、位置決めとジョブ実行を行い、純正の専用ツールを置き換えます。シンプルで軽量ですが、機能は限定されており、カメラ位置合わせ機能はありません。

K40 Whisperer logo

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よくある質問

K40 Whisperer とは何ですか? また、なぜ K40 レーザーカッターで使用するのでしょうか?
💡
K40 Whisperer は、K40 レーザー用の純正ソフトウェアの代替として作られた、無料のオープンソース制御ソフトウェアです。一般的な K40(40W CO₂ レーザー)には、USB ドングルが必要な専用の LaserDRW/CorelLaser ソフトウェアが付属しています。K40 Whisperer はこれを置き換えるもので、USB ドングルなしで K40 のコントローラーと直接通信し、レーザージョブを実行します。多くのメイカーが K40 Whisperer を好むのは、標準的な設計ファイル形式を使えることに加え、安価な K40 に付属する元のソフトウェアよりも、一般的に扱いやすく信頼性が高いからです.
K40 Whisperer はどのファイル形式に対応しており、どのようにデザインを準備しますか?
💡
K40 Whisperer は、入力として SVG または DXF ファイルを読み込んで動作します。Inkscape や Illustrator などのベクター編集ソフトでデザインを作成し、SVG または DXF として保存します。ソフトウェアはファイル内の色分けで加工内容を区別します。SVG では、青と赤のパスがベクターとして解釈され(青はベクター彫刻、赤はベクターカット)、DXF でも同様に、青いエンティティが彫刻、赤がカットとして扱われます(注:DXF はラスタ彫刻をサポートしません)。画像を彫刻したい場合は、画像を SVG 内に埋め込んでインポートします。K40 Whisperer はグレースケール画像をハーフトーンのドットパターンに変換して彫刻します。(ラスタファイルの直接インポート機能はなく、画像は SVG に配置する必要があります。)まとめると、レーザーの各動作に応じた色を使って SVG/DXF でデザインを作成すれば、あとはソフトウェアが処理してくれます。
K40 Whisperer と互換性のあるレーザーコントローラーやボードはどれですか?
💡
K40 Whisperer が動作するのは、LaserDRW を使用する多くの K40 レーザーに搭載されている標準の Lihuiyu コントローラーのみです。あなたの K40 が一般的な Lihuiyu コントロールボード(例:M2 Nano ボードなど)を使用していれば、Whisperer で動作します。MoshiDraw を使用する Moshi ボード搭載の K40 レーザーには対応していません。実用的な見分け方としては、もともと LaserDRW/CorelLaser ソフトと USB ドングルが付属していた機械であれば、K40 Whisperer に対応する(Lihuiyu M2 などの)コントローラーが載っています。MoshiDraw など別のソフトウェアが付属していた場合、K40 Whisperer ではそのボードを制御できません。
K40 Whisperer はどのオペレーティングシステムで動作しますか?
💡
K40 Whisperer は Windows(32 ビットおよび 64 ビット)の両方で利用できます。公式ダウンロードには、必要なものがすべて含まれた Windows インストーラーが用意されています。また、オープンソース(Python 製)なので Linux や Mac OS でも動作可能ですが、その場合はソースコードからの手動セットアップが必要です。開発者はドキュメント内で Linux と Mac 向けの手順を提供しており(README があり、Mac 用のコミュニティ作成インストールガイドもあります)、要約すると、最も簡単なのは Windows(インストーラーを実行するだけ)です。Linux と Mac でも利用できますが、いくつかの依存パッケージをインストールし、用意されたスクリプトを使う必要があり、例えば Mac 用のワンクリック・インストーラーはありません。
K40 Whisperer は本当に無料で使えますか?
💡
はい。K40 Whisperer は完全に無料で利用できるオープンソースソフトウェアです。GNU General Public License(GPL)の下で公開されており、コストなしで使用できるだけでなく、ソースコードも誰でも閲覧・改変できます。これは、プロプライエタリな K40 純正ソフトに対する大きな利点です。K40 Whisperer は開発者(Scorch Works)のサイトからダウンロードでき、ライセンスやドングルなしで使用できます。